●相続税申告最新実績件数 21年:1676件 22年:1863件 ●相続ご相談最新件数 23年5月:590件 | 相続に強い税理士・司法書士・行政書士が対応
相続専門の総合士業グループ相続サポートセンター
22年相続税申告実績:1863件|23年5月ご相談件数実績 :590件
メニュー
close
閉じる
youtube
無料
相談
フリーダイヤルで
電話をかける
9:00 - 21:00(土日祝でも対応)
相続税の
ご相談
初めての相続で
不安な方へ

農地・山林を相続した場合の評価方法はどうするの?

監修者:桑原 弾 (税理士・元国税調査官)

田畑や山を所有している人の中には、相続の時にはどうなるのかと心配している人もいるのではないでしょうか。

今回は、宅地の評価と異なる、農地・山林の評価方法について説明します。

基本的な農地の評価方法

農地は、農地法で決められている「純農地」「中間農地」「市街地周辺農地」「市街地農地」の4種類に区分して評価します。

「純農地」と「中間農地」は、その農地の固定資産税×国税局長が定める一定の倍率という計算式で評価をします。

「市街地周辺農地」の評価額は、その農地が「市街地農地」である場合の価額×80%です。

「市街地農地」の評価額は、【その農地が宅地である場合の価額】-【農地から宅地へと造成する場合の費用】という計算式で算出します。

「市街地周辺農地」や「市街地農地」の評価については、その農地と宅地との位置関係などを考慮する必要があるため、評価をする税理士によって価額が大きく異なることもあります。

農地を含めた不動産の評価に詳しい税理士に評価をお願いしたほうが良いでしょう。

農地を貸している場合の評価方法

【その農地が宅地である場合の価額】-【その農地の価額】×【耕作権割合】という計算式で評価できます。

耕作権は、地主に賃料を払って農地を借り、耕作する権利のことです。

耕作権割合は、純農地・中間農地では50%とされています。

市街地周辺農地・市街地農地ではその周辺の借地権割合などを考慮して決めるのが原則ですが、40%としても差支えないとされています。

基本的な山林の評価方法

山林の評価方法は、所有している山林の種類によって異なります。

どの山林に該当するのか、よく調べることが肝心です。

山林は「純山林」「中間山林」「市街地山林」の3種類に分けられています。

国税庁のホームページにある「倍率表」で、「純=純山林」「中=中間山林」「市比準=市街地山林」のどれに該当するか確認できます。

「純山林」と「中間山林」は市街地近郊や別荘地などにある山林で、一般的に山と言われているような場所です。

【その山林の固定資産評価額】×【国税局長が定める一定の倍率】という計算式で評価額を求められます。

市街地山林の場合の評価方法

市街地山林は、都市計画法で「市街化区域」とされている場所にある山林です。

市街化区域は、すでに市街地になっているか優先的に市街地として開発されるべき地域とされています。

【その山林が宅地である場合の価額】-【山林から宅地へと造成する場合の費用】という計算式で評価額を求めます。

農地や山林については、評価額を計算するうえでの特例や納税をするうえでの特例などが数多く設けられています。

知らないままでいると、相続が発生した時に慌てることになるかもしれません。

農地や山林が所有財産に含まれている場合は、まずは規模などを把握してみましょう。

そして、相続で心配な点があれば、税理士などの専門家に相談することをお勧めします。

 

 

この記事の監修者

桑原 弾 (税理士・元国税調査官)

相続サポートセンター(ベンチャーサポート相続税理士法人)税理士。
昭和55年生まれ、大阪府出身。
大卒後、税務署に就職し国税専門官として税務調査に従事。税理士としても10年を超えるキャリアを積み、 現在は「相続に精通した税理士としての知識」と「元税務調査官としての経験」を両輪として活かした相続税申告を実践中。

桑原 弾 (税理士・元国税調査官)

テーマから記事を探す

業界トップクラス。相続サポートセンターならではの専門性

日本最大級の実績とノウハウで、あなたにとって一番有利な相続アドバイスを致します。気軽なご質問だけでも構いません。
ご自身で調べる前に、無料相談で相続の悩みを解決して下さい。 [親切丁寧な対応をお約束します]

当サイトを監修する専門家

古尾谷 裕昭

税理士:古尾谷 裕昭

相続サポートセンター(ベンチャーサポート相続税理士法人) 代表税理士。
昭和50年生まれ、東京都浅草出身。
相続は時間もかかり、精神や力も使います。私たちは、お客様の心理的な負担や体力的な負担を最小にして、少しでも早く落ち着いた日常に戻れるように全力でお手伝いします。
プロフィール

三ツ本 純

税理士:三ツ本 純

相続サポートセンター(ベンチャーサポート相続税理士法人)税理士。
昭和56年生まれ、神奈川県出身。
相続税の仕事に携わって13年。相続税が最も安く、かつ、税務署に指摘されない申告が出来るよう、知識と経験を総動員してお手伝いさせていただきます。
プロフィール

税理士・元国税調査官:桑原 弾

相続サポートセンター(ベンチャーサポート相続税理士法人)税理士。
昭和55年生まれ、大阪府出身。
大卒後、税務署に就職し国税専門官として税務調査に従事。税理士としても10年を超えるキャリアを積み、現在は「相続に精通した税理士としての知識」と「元税務調査官としての経験」を両輪として活かした相続税申告を実践中。
プロフィール

行政書士:本間 剛

相続サポートセンター(ベンチャーサポート行政書士法人)代表行政書士。
昭和55年生まれ、山形県出身。
はじめて相続を経験する方にとって、相続手続きはとても難しく煩雑です。多くの書類を作成し、色々な役所や金融機関などを回らなければなりません。専門家としてご家族皆様の負担と不安をなくし、幸せで安心した相続になるお手伝いを致します。
プロフィール

司法書士:田中 千尋

相続サポートセンター(ベンチャーサポート司法書士法人)司法書士 昭和62年生まれ、香川県出身。
相続登記や民事信託、成年後見人、遺言の業務に従事。相続の相談の中にはどこに何を相談していいかわからないといった方も多く、ご相談者様に親身になって相談をお受けさせていただいております。
プロフィール

弁護士:川﨑 公司

相続サポートセンター運営協力/弁護士法人ベンチャーサポート法律事務所(https://vs-group.jp/lawyer/profile/kawasaki/) 所属弁護士。
新潟県出身。
相続問題は複雑なケースが多く、状況を慎重にお聞きし、相続人様のご要望の実現、相続人様に合ったよりよい解決法をアドバイスさせていただくようにしています。
プロフィール

税理士:高山 弥生

ベンチャーサポート相続税理士法人 税理士。
相続は、近しい大切な方が亡くなるという大きな喪失感の中、悲しむ間もなく葬儀の手配から公共料金の引き落とし口座の変更といった、いくつもの作業が降りかかってきます。おひとりで悩まず、ぜひ、私たちに話してください。負担を最小限に、いち早く日常の生活に戻れるようサポート致します。
プロフィール