被相続人(ひそうぞくにん)とは、亡くなった方のことをいいます。故人と同じ意味ですが、相続に関する法律関係の専門家は、被相続人という言い方をよく使います。
被相続人と相続人
相続において、亡くなった人のことを「被相続人(ひそうぞくにん)」、財産を受け継ぐ人のことを「相続人(そうぞくにん)」といいます。
遺産相続は被相続人の死亡の時点から始まり、相続人が受け継ぐ財産は、被相続人が生前に有していた財産(すべての権利や義務)が対象になります。
被相続人の意思の尊重
民法で定められている相続に関する規定は、被相続人の遺した財産を奪い合って相続人同士がトラブルにならないための指針となっています。
ですが、そもそも相続財産は被相続人が生前に築いたものであるため、被相続人の意思や考え方は亡くなった後でももっとも尊重されるべきと考えられています。