●相続税申告最新実績件数 22年:1863件 23年:2204件 ●相続ご相談最新件数 24年4月:714件 | 相続に強い税理士・弁護士・司法書士が対応
相続専門の総合士業グループ相続サポートセンター
23年相続税申告実績:2204件|24年4月ご相談件実績 :714件
メニュー
close
閉じる
youtube
無料
相談
フリーダイヤルで
電話をかける
9:00-21:00(土日祝対応)
相続税の
ご相談
初めての相続で不安な方へ

遺産分割で土地が未分割となっている場合の賃料収入

3か月前に母が85歳で他界しました。相続人は私と私の兄の2人ですが、兄とは30年前から絶縁状態で、遺産分割の話し合いが進んでいません。
母が残してくれた遺産として預貯金約5000万円のほかに約100坪の土地があります。
土地は駐車場として運営しており、毎月100万円程度の賃料収入が私が管理している口座に振り込まれています。
遺産分割協議がまとまるまでの間、この賃料は誰のものになるのでしょうか。
また、この間の不動産所得については私が申告を行うべきなのでしょうか。

専門家の解答

お母様が保有していた駐車場の土地を、あなたとお兄様の2人で遺産分割協議を行い、遺産分割しなければならないようですね。今回のケースでは、お兄様と絶縁状態とのことですから、果たして遺産分割協議がまとまるのかという心配もあるかと思います。

普通、仲の良い兄弟や親子との遺産分割であっても、実際に協議がまとまるまでは時間がかかります。その場合、実際に相続する人が決まるまでの間は相続人全員で共有している状態となるため、その際に発生した賃料収入はすべての相続人で法定相続割合に応じて分割することとなります。
不動産が共有となる場合、その収入だけでなく必要経費もすべて按分しなければなりません。そのうえで、所有者ごとの不動産所得金額を計算します。
なお、実際の賃料収入はあなたが管理している口座に振り込まれているとのことですが、これはあくまでお金をあなたが一時的に管理しているにすぎません。お兄様からその金額の半分を渡すように請求されれば、お金を渡さなければなりません。

不動産を共有していてその所得をそれぞれ按分している場合、確定申告はそれぞれの所有者が別個に行う必要があります。不動産所得のうち1/2についてはあなたが申告し税金を負担すると同時に、残りの1/2についてはお兄様が申告し税金を負担することとなるのです。連絡が取れないから、あるいはお金を受け取っているからといって、全額をあなたが申告してしまうと、本来の計算とは異なる結果になってしまうため注意してください。
今後もお兄様と絶縁状態が続いたままとなっていると、本来はお兄様が得たはずの所得をお兄様の所得として申告できない事態となってしまいます。また、遺産分割協議が成立するためには、すべての相続人がその協議に参加しなければなりません。お兄様と一刻も早く連絡を取ることができるようになることが望まれます。

シェア ツイート このエントリーをはてなブックマークに追加

教えて!先生とは?

「教えて!先生」は相続(相続税・相続手続き・相続トラブル等)の問題に直面している方々の質問に対して、相続の専門家(税理士・弁護士・司法書士・行政書士)が直接回答することで疑問を解決していくQ&Aです。
疑問に思っていることこんな時どうしたらいいの?などを探したり分かち合えるサービスです。
(適法性などの責任は一切負いかねますので、ご自身の責任にて、ご活用ください。)

業界トップクラス。相続サポートセンターならではの専門性

日本最大級の実績とノウハウで、あなたにとって一番有利な相続アドバイスを致します。気軽なご質問だけでも構いません。
ご自身で調べる前に、無料相談で相続の悩みを解決して下さい。 [親切丁寧な対応をお約束します]

当サイトを監修する専門家

古尾谷 裕昭

税理士:古尾谷 裕昭

相続サポートセンター(ベンチャーサポート税理士法人 相続部門) 代表税理士。
昭和50年生まれ、東京都浅草出身。
相続は時間もかかり、精神や力も使います。私たちは、お客様の心理的な負担や体力的な負担を最小にして、少しでも早く落ち着いた日常に戻れるように全力でお手伝いします。
プロフィール

三ツ本 純

税理士:三ツ本 純

相続サポートセンター(ベンチャーサポート税理士法人 相続部門)税理士。
昭和56年生まれ、神奈川県出身。
相続税の仕事に携わって13年。相続税が最も安く、かつ、税務署に指摘されない申告が出来るよう、知識と経験を総動員してお手伝いさせていただきます。
プロフィール

税理士・元国税調査官:桑原 弾

相続サポートセンター(ベンチャーサポート税理士法人 相続部門)税理士。
昭和55年うまれ、大阪府出身。
大卒後、税務署に就職し国税専門官として税務調査に従事。税理士としても10年を超えるキャリアを積み、現在は「相続に精通した税理士としての知識」と「元税務調査官としての経験」を両輪として活かした相続税申告を実践中。
プロフィール

行政書士:本間 剛

相続サポートセンター(ベンチャーサポート行政書士法人)代表行政書士。
昭和55年生まれ、山形県出身。
相続手続等の業務に従事。相続はたくさんの書類の作成が必要になります。お客様のお話を聞き、それを法律に謀った則った形式の文書におとしこんで、面倒な相続の書類を代行させていただきます。
プロフィール

司法書士:田中 千尋

相続サポートセンター(ベンチャーサポート司法書士法人)司法書士 昭和62年生まれ、香川県出身。
相続登記や民事信託、成年後見人、遺言の業務に従事。相続の相談の中にはどこに何を相談していいかわからないといった方も多く、ご相談者様に親身になって相談をお受けさせていただいております。
プロフィール

弁護士:川﨑 公司

相続サポートセンター(弁護士法人ベンチャーサポート法律事務所 相続部門)弁護士。
新潟県出身。
相続問題は複雑なケースが多く、状況を慎重にお聞きし、相続人様のご要望の実現、相続人様に合ったよりよい解決法をアドバイスさせていただくようにしています。
プロフィール

税理士:高山 弥生

ベンチャーサポート相続税理士法人 税理士。
相続は、近しい大切な方が亡くなるという大きな喪失感の中、悲しむ間もなく葬儀の手配から公共料金の引き落とし口座の変更といった、いくつもの作業が降りかかってきます。おひとりで悩まず、ぜひ、私たちに話してください。負担を最小限に、いち早く日常の生活に戻れるようサポート致します。
プロフィール