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相続税の
ご相談
初めての相続で不安な方へ

配偶者と子ども二人の場合、相続税はどのくらいかかりますか。

私の家族は夫と子ども2人の4人家族です。
夫は今年で88歳になり、夫の配偶者である私は83歳、子ども達も長男が50歳、二男が45歳という家族構成です。
夫は医師で内科の医院を経営しておりましたが、息子たちは二人とも医学部へは進学しなかったため、3年前に後輩の先生に医院を譲ってからは、週に2日程度医院に出勤している程度の仕事をしておりました。
今回、相談したいのは夫にもし相続が起こった場合、相続税がいくらかかるのかということです。
夫の財産は妻の私がほとんど管理しており、現在私が把握している限りでも5億円ちかくの財産があります。
その内訳は、現金預金2億円、自宅不動産5千万円、有価証券1億5千万円、賃貸用不動産1億円といった財産構成です。
夫と親交の深い先生の奥さまから聞いた話ですが、その先生が亡くなったときにはかなり多額の相続税を納税したとのことで、我が家も例にもれずではないかと思っています。
夫は相続税のことなど微塵も考えていないようで、このままだと遺族が多額の相続税を納めないといけなくなるので、少しでも事前に心がまえを持っておきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

専門家の解答

税理士 古尾谷裕昭

亡くなる前に相続税の額をあらかじめ知っておくのは、相続対策を行ううえで非常に重要なことです。相続税の計算方法の流れを解説しながら、実際にどれくらいの税額が発生するのか解説します。

相続税を計算するうえで重要なのが、相続人の構成はどのようになっているのか、そして相続財産がいくらあるのかです。相続人の構成は、相続財産から控除できる基礎控除(3,000万円+600万円×相続人の数)の計算や、相続人全体にかかる相続税額の計算に必要となります。また、相続財産の額は、すべての計算の基礎となります。

まずは①相続財産の評価額を計算し、その合計額を求めます。今回のケースでは5億円として計算してみます。
次に②基礎控除の額を計算します。3,000万円+600万円×相続人3人=4,800万円が基礎控除額となります。
①と②で計算した金額をもとに③課税対象となる財産の額を求めます。①-②の計算となるため、4億5,200万円となります。

ここで、④相続税の総額を計算します。まずは③で求めた課税対象となる財産の額を、いったん法定相続分で分割したものとします。

妻 4億5,200万円×1/2=2億2,600万円
長男 4億5,200万円×1/4=1億1,300万円
二男 4億5,200万円×1/4=1億1,300万円
相続人ごとに、相続税の速算表を使って相続税額を計算します。
妻 2億2,600万円×45%-2,700万円=7,470万円
長男 1億1,300万円×40%-1,700万円=2,820万円
二男 1億1,300万円×40%-1,700万円=2,820万円

したがって、相続税の総額は1億3,110万円となります。

最後に⑤各相続人の納税額を計算します。これは、④で求めた相続税の総額1億3,110万円を実際の相続割合に応じて配分するものです。またこの時、配偶者が取得した相続財産の額が1億6,000万円又は法定相続分のいずれか多い金額までは相続税が発生しない制度(配偶者の税額軽減制度)があります。
今回のケースで法定相続分どおりに遺産を分割した場合、配偶者の相続割合は1/2、相続税は1億3,110万円×1/2=6,555万円ですが、配偶者の税額軽減制度によりゼロとなります。一方、長男と二男についてはともに相続割合1/4、相続税額は1億3,110万円×1/4=3,277万円となります。

実際には、誰が相続するのかによりますが、自宅の敷地について税額を減らすことができる制度の適用も考えられます。今回の計算は一つの目安としてお考え下さい。

相続で悩んだら専門家に相談しよう

相続で悩んでいるなら、専門家への相談がおすすめです。

相続は専門的な知識が必要になるため、知識のない状態で手続きを進めるのは危険です。

ここからは、専門家に依頼するメリットを紹介します。

節税ができる

相続では、相続財産が非課税枠を超えると、相続税が発生します。

相続税は他の税金よりも税率が高く設定されているため、相続税の対策をしておかないと、高い税金を払うことになります。

そのため「相続税で損をしたくない」という人は、節税対策が必須です。

相続税では非課税枠を増やす「特例」という仕組みがあります。

特例には種類があり、適用するための条件をクリアしていると、非課税枠が利用できます。

相続では適用できる特例を使って、非課税枠を増やして、相続税を抑えていくのが重要です。

そこで専門家に依頼をすれば、相続の状況を見ながら、特例を使って節税する方法を教えてくれます。

相続に慣れている専門家であれば、一番節税できる方法が分かるので、大きな節税効果が期待できます。

生前贈与・相続を考えた対策ができる

相続税の対策をするなら、相続だけではなく、生前贈与も合わせて考えなければいけません。

なぜなら相続時に使える節税方法・生前贈与時で使える節税方法は異なり、総合的に考えて判断するのが一番節税できるからです。

贈与時に贈与税を抑えられる特例がありますが、贈与税を抑える特例を使っても、相続時には課税されるケースもあります。

そこで専門家に依頼すれば、贈与・相続をトータルで考えて対策ができます。

面倒な手続きを任せられる

相続では、書類を準備して税務署で手続きをしなければいけません。

非課税枠が増えるような特例を使ったときには、別途手続きが必要になります。

手続き自体は自力でも可能ですが、法的な知識のない状態で手続きを進めると、間違ってしまうかもしれません。

相続には相続開始から10ヶ月以内が期限になっています。

期限内にスムーズな手続きを進めるためにも、専門家への依頼がおすすめです。

手続きに慣れている専門家であれば、まるごと任せられるため、自分で手続きを進める必要もありません。

少しでも手続きに不安がある人は、専門家に依頼して、手続きを任せるのがおすすめです。

初回の無料相談を利用しよう

相続サポートセンターでは、初回相談を無料で受け付けています。

無料相談の範囲内なら、依頼費用が発生せずに、相続の相談ができます。

実際に依頼した場合にどれぐらい費用がかかるかの見積もりをもらって、そこから依頼するかどうか決められます。

無料相談でキャンセルしても費用はかからないので、まずは気軽に無料相談から利用してみましょう。

専門家プロフィール

税理士 古尾谷裕昭

税理士 古尾谷裕昭

相続サポートセンター(ベンチャーサポート相続税理士法人) 代表税理士。昭和50年生まれ、東京都浅草出身。
東京、大宮、横浜、名古屋、大阪の5拠点で年間の相続税申告1000件を超える実績。きめ細かいフォローでお客様の心理的な負担や体力的な負担を最小にすることを心がけている。監修『プロが教える!相続・贈与のすべて』 コスミック出版

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古尾谷 裕昭

税理士:古尾谷 裕昭

相続サポートセンター(ベンチャーサポート税理士法人 相続部門) 代表税理士。
昭和50年生まれ、東京都浅草出身。
相続は時間もかかり、精神や力も使います。私たちは、お客様の心理的な負担や体力的な負担を最小にして、少しでも早く落ち着いた日常に戻れるように全力でお手伝いします。
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三ツ本 純

税理士:三ツ本 純

相続サポートセンター(ベンチャーサポート税理士法人 相続部門)税理士。
昭和56年生まれ、神奈川県出身。
相続税の仕事に携わって13年。相続税が最も安く、かつ、税務署に指摘されない申告が出来るよう、知識と経験を総動員してお手伝いさせていただきます。
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税理士・元国税調査官:桑原 弾

相続サポートセンター(ベンチャーサポート税理士法人 相続部門)税理士。
昭和55年うまれ、大阪府出身。
大卒後、税務署に就職し国税専門官として税務調査に従事。税理士としても10年を超えるキャリアを積み、現在は「相続に精通した税理士としての知識」と「元税務調査官としての経験」を両輪として活かした相続税申告を実践中。
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行政書士:本間 剛

相続サポートセンター(ベンチャーサポート行政書士法人)代表行政書士。
昭和55年生まれ、山形県出身。
相続手続等の業務に従事。相続はたくさんの書類の作成が必要になります。お客様のお話を聞き、それを法律に謀った則った形式の文書におとしこんで、面倒な相続の書類を代行させていただきます。
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司法書士:田中 千尋

相続サポートセンター(ベンチャーサポート司法書士法人)司法書士 昭和62年生まれ、香川県出身。
相続登記や民事信託、成年後見人、遺言の業務に従事。相続の相談の中にはどこに何を相談していいかわからないといった方も多く、ご相談者様に親身になって相談をお受けさせていただいております。
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弁護士:川﨑 公司

相続サポートセンター(弁護士法人ベンチャーサポート法律事務所 相続部門)弁護士。
新潟県出身。
相続問題は複雑なケースが多く、状況を慎重にお聞きし、相続人様のご要望の実現、相続人様に合ったよりよい解決法をアドバイスさせていただくようにしています。
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税理士:高山 弥生

ベンチャーサポート相続税理士法人 税理士。
相続は、近しい大切な方が亡くなるという大きな喪失感の中、悲しむ間もなく葬儀の手配から公共料金の引き落とし口座の変更といった、いくつもの作業が降りかかってきます。おひとりで悩まず、ぜひ、私たちに話してください。負担を最小限に、いち早く日常の生活に戻れるようサポート致します。
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